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やっと観た。
率直な感想としては、別にすごくないかな。
カンヌで賞とったからか、スゲースゲー言われてるけど、
自分としては、むしろ物足りない感じがした。

言われてるように子供の演技はリアルというか演技しているようには見えない。
すごく素で、ドキュメンタリーじゃないかってぐらいだと思う。

物足りなかったのは、落ちぶれ具合とか、さわやかに終わったとことか。
たぶん、現実はもっと悲惨だったろうし醜かったんじゃないかと思う。
あと、女子高生。あれがなんか救いになってて・・・
実際には救いなんてなかったんじゃないかと思う。

トレインスポッティングが公開された時、ジャンキーの生活は
もっと悲惨だって言われてたのと同じような気がする。
ただ、トレスポはコメディーだしドラッグの危険を訴える映画でもないからあれでもいいと思うけど、
これはもっと現実に近づいたほうが良かったんじゃないかなと思ってしまった。
生きることへの貪欲さというか、人間が生きていくゆえの汚さみたいなものが、
もっとあったらよかった気がした。

あと、テーマソングはあそこで使うべきだったのかな？ちょっと違う気がした。